エドワード・クロウ
・エドワード・クロウは新一が高校生探偵として初めて殺人事件を解決した話
の容疑者の一人。
その原作の一話目のタイトルは「最初の挨拶」。
これはホームズの「最後の挨拶」をもじったと思われる。
・年齢が51歳であり、組織の半世紀前からのプロジェクトの年代と被る。
・日本語がペラペラなのに新一から指摘を受けるまで黙っていた。
ある種の二面性を感じさせる。
・名前のエドワードはジキル博士とハイド氏に登場したハイドと同じ。
ハイドのように二面性を持ってることの伏線か。
・ホームズの宿敵・モリアーティと同様にコロンを愛用。
・「最初の挨拶」とは、最初の事件という意味合いの他に新一がその後深く関わ
ることになる黒の組織ボスへのこと。
同時に、まさか最初の事件の容疑者の中で新一を幼児化させてしまう原因に
なる組織のボスと接触していたなんて!というサプライズ感を読者に与えるこ
とも出来て、作者の発言にも納得出来る。
・モリアーティが数学に関する優秀な論文を初めて書き上げたとされる年齢と、
コミックでクロウが登場した数字は共に「21」。
否定根拠
・写真のネガを回収するのにわざわざあの方本人が飛行機に乗ってたという疑問。
・ネガを回収しなくても破棄できれば良いとすると、飛行機ごと爆破というのが
組織が好むようなやり方だ。
・同じ飛行機を手配できるということは、事前にカメラマンの素性は判っていた。
組織のやり方であれば飛行機に乗る前に殺害されネガを奪われていただろう。
・もう一人のカメラマンは命を狙われる事も、ネガを奪われるという事もなかった。
慎重居士の人物ならこのカメラマンも念のために殺害してネガを奪っていたはず。