常盤栄策

○東都大学薬学部教授で新薬開発に携わっている人物である
→APTX開発のように、組織は薬学(特に新薬開発)に関心を持っている
→薬学部教授であれば製薬会社に影響力があるのは当然で、灰原が居た施設=製薬会社と合致する
→組織を維持する資金面、隠蔽の為の政治的影響力等から、ボスの表の地位はかなり高い事が予想される

○国会議員の有力候補である
→政治的影響力をより強めるために、出馬する事は充分に考えられる
→有力な対立候補である土門が組織の手によって暗殺されようとしていた

○対立候補(土門)が出馬を取り消した事で暗殺対象から外れた
→カリスマ性等の本人の影響力、将来性の問題であれば暗殺は続行された可能性がある。暗殺対象から外れた事は、直近選挙の出馬が問題だったという示唆の可能性がある

○常盤という名前が永遠を意味する言葉である
→APTXの目的の有力候補=不老長寿(or若返り)が連想ができる

○『黒の組織』という俗称から、「クロノ=ラテン語で時・時間」が連想される
→常盤の音の「とき」の部分や永遠を意味する事から、『組織の名前を言えばボスの正体がばれてしまう』という組織名が連想される(例:クロノ・クロノス)
→組織名に『時間』が含まれているとすると、APTXの目的の有力候補=不老長寿(or若返り)にも通じる

○「ボスの名前は既に出ている、探してみてください」という言い方
→名前しか出ていないという示唆が含まれている可能性がある。常盤栄策は一コマ紹介されたのみで、事実上名前が挙がっただけで合致する。

○事実上名前が出たのみである
→その為、阿笠やジェームズ等のように、人物描写、人物像、事件におけるアリバイなどの矛盾点が存在しない